医療設備
安⼼安全のためのこだわり
長期透析の安全性を高めるため、水や透析設備にこだわっています。
また、コンピュータによる集中管理により24時間体制で安全性を保っています。
⾎液濾過透析
オンラインHDF
当院では極限まで浄化した水を精製しその水で作成した透析液を用いたオンラインHDF(血液濾過透析)を行っており、体内環境の正常化、長期透析による合併症の予防を目指しています。
オンラインHDFはアミロイドーシス・動脈硬化等の合併症の発現を最小限にとどめるとともに、安定した循環動態を保ちやすく、血液透析中の血圧の下降を最小限に抑えます。
電気再生純水装置 EDI
(ElectroDionization)
透析液の中にエンドトキシン(細菌に含まれる毒素)があると、⾎圧の低下や透析アミロイド症などの合併症を起こす原因となります。当透析センターでは,エンドトキシンフリーを実現するためにナノフィルターを使⽤したEDI (ElectroDionization)を使⽤しています。これによりエンドトキシンフリーはもちろんのこと⽔伝導度は限りなくゼロに近づき膜濾過による清浄化の限界ともいえる超純⽔に迫るレベルに到達いたしました。さらに、透析液作成も⾃動化されているため菌の混⼊を最⼤限防⽌しています。
多用透析装置 NCV-3
血液透析濾過(オンラインHDF)に加え、間歇的に補液できる間歇補充型HDF(I-HDF)機能も搭載。一人ひとりの状態に合わせた透析プログラムに細かく対応できるほか、血液低下や末梢循環障害などのリスクも軽減。また、停電や供給停止などの緊急時の返血バックアップ機能も搭載されており、患者さまの負担や不安を減らし、多様化する透析治療に対応できます。
[期待できる効果]
・血圧低下時の処置回数の軽減
・透析による末梢循環障害の軽減
・透析後の倦怠感の軽減・痙攣の軽減
・血圧低下予防
・貧血改善効果
など